ヘッドホン・音を出す

電子ピアノにヘッドホンが刺さらないときの端子と変換プラグ

公開

この記事の用事
手持ちのヘッドホンを電子ピアノにつないで、音を外に出さずに弾きたい
確認日
2026-11-01
確かめた資料
確認の範囲
説明書を読んで確認しました。実機での確認はしていません。

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ヘッドホンのプラグが入らないときは、まずプラグと端子の大きさの組み合わせを見ます。プラグには、スマホ用イヤホンと同じステレオミニ(3.5mm)と、ひと回り太い標準(6.3mm)の2種類があります。ピアノ側の端子も機種によってどちらかで、ミニのプラグを標準の端子に差すときは変換プラグを付けます。

端子の大きさは説明書の「仕様」でわかる

ピアノの端子がどちらの大きさかは、説明書の端子の説明か「仕様」の欄に書かれています。読んだ7機種の書き方は次のとおりです。

ヘッドホン端子の形(説明書の記載)
機種 ヘッドホン端子
ヤマハ P-145BT 説明書 標準ステレオ端子×1。ステレオミニ(3.5mm)のプラグは変換プラグ(3.5mm→6.3mm)を付ける図ありp.8
ヤマハ P-225 説明書 標準ステレオ端子×2。ステレオミニのプラグは変換プラグ(3.5mm→6.3mm)を付ける図ありp.4・p.41
ヤマハ P-45 説明書 標準ステレオ端子(6.3mmのステレオプラグ)p.11
ヤマハ PSR-E383 説明書 PHONES/OUTPUT(標準ステレオ端子)。ステレオミニは変換プラグを付ける図ありp.15・p.30
ローランド FP-30X 説明書 Phones 1/2。左がステレオミニ用、右がステレオ標準用p.4
ローランド FP-10 説明書 PHONES(ステレオミニ)。ヘッドホンやスピーカーをつなぐp.3
コルグ B2 説明書 PHONES(ステレオミニ)。ライン・アウトと兼用「準備」の項

同じメーカーでも、機種によって大きさが違います。ローランドのFP-30Xは端子が2つあり、左がミニ用、右が標準用と分かれています。家族から譲り受けた機種なら、本体の型番を確かめてから、その型番の説明書を開いてください。

ヘッドホン側の大きさは、プラグの太さで見分けます。スマホに直接差していたイヤホンやヘッドホンなら、ステレオミニです。

変換プラグが要る組み合わせ

変換プラグが要るのは、ヘッドホンとピアノで大きさが違うときだけです。

ヘッドホンのプラグピアノの端子要るもの
ステレオミニ(3.5mm)標準(6.3mm)変換プラグ(3.5mmを受けて6.3mmで差す)
標準(6.3mm)ステレオミニ(3.5mm)逆向きの変換プラグ(6.3mmを受けて3.5mmで差す)
同じ大きさ同じ大きさ追加の物は要らない
ヘッドホンのステレオミニプラグに変換プラグを付けて、ピアノの標準ヘッドホン端子に差す図 ヘッドホン ステレオミニ (3.5mm) 変換プラグ 電子ピアノ PHONES 標準(6.3mm) 端子の形が合わないと、奥まで入りません。 変換プラグは「3.5mmを受けて6.3mmで差す」向き。
ステレオミニのヘッドホンを、標準端子のピアノにつなぐとき(ヤマハ P-145BT・P-225 などの説明書に同じ形の図があります)

変換プラグは向きを取り違えやすい部品です。「どちらの大きさを受けて、どちらの大きさで差すか」を商品の説明で確かめます。ヤマハのP-145BT・P-225・PSR-E383の説明書には、変換プラグ(3.5mm→6.3mm)を付けて差す図があります。

説明書はステレオのヘッドホンをつなぐ前提で書かれています。マイク付きのイヤホンなど、プラグの形が特殊なものは、この記事の範囲では確かめていません。

つなぐ手順と、うまくいった状態

  1. ピアノの音量を小さくする。
  2. ヘッドホンのプラグに、必要なら変換プラグを奥まで差し込む。
  3. ピアノのヘッドホン端子に、奥まで差し込む。
  4. 鍵盤を弾きながら、音量を少しずつ上げる。

うまくいくと、本体のスピーカーから音が出なくなり、ヘッドホンから聞こえます。読んだ説明書では、ヤマハP-145BTとコルグB2が「差すとスピーカーが止まる」と書いています。ローランドFP-30Xも初期設定では同じです。

聞こえない・スピーカーから鳴り続けるときの確認順

  1. 差し込みが浅くないか。変換プラグとヘッドホンの間、変換プラグとピアノの間の両方を確かめます。
  2. 音量が最小になっていないか。ヘッドホン使用中は、ヘッドホンの音量を本体の音量ボタンで調節する機種があります(ローランドFP-10など)。
  3. ヘッドホンを差しているのにスピーカーから鳴る。スピーカーの設定が変わっている可能性があります。
    • ヤマハP-225:内蔵スピーカーの設定(on/off/auto)が「on」だと、ヘッドホンをつないでもスピーカーから音が出る。初期設定は auto(ヤマハ『P-225/P-223 Reference Manual』英語版 p.45)。
    • ローランドFP-30X:初期状態では、Phones端子にヘッドホンをつなぐと内蔵スピーカーから音が出ない。設定(スピーカー・オート・ミュート)を変えると両方から出せる(ローランド『FP-30X 取扱説明書』 p.11)。
  4. ヘッドホンを外したのに、スピーカーから音が出ない。ヤマハの説明書は、次の確認を挙げています。音が小さい・出ないときは、PHONES端子にヘッドホンや変換プラグが差さったままになっていないか確かめる(ヤマハ『P-145BT/P-143BT Owner’s Manual』英語版 p.15)。変換プラグだけが端子に残っていると、ヘッドホンがつながっている扱いになります。

2人で同時に聞きたいとき

ヘッドホン端子が2つある機種なら、2人で同時に聞けます。読んだ中では、ヤマハP-225(標準×2)とローランドFP-30X(ミニ×1・標準×1)が該当します。FP-30Xは2つの端子の大きさが違うので、それぞれのヘッドホンに合う方へ差します。

端子が1つの機種で2人が聞く方法は、読んだ説明書には書かれていません。

次にすること

お手元の機種の型番で説明書を開き、ヘッドホン端子の大きさを確かめてください。無線のイヤホンで弾けるかどうかは、電子ピアノでBluetoothイヤホンは使える?で説明書の記載を整理しています。

説明書の入手先と、問い合わせ先

説明書を読んでも解決しないときの窓口