スマホ・パソコンとつなぐ

電子ピアノにスマホの音を流す3つの道とAUX INの見分け方

公開

この記事の用事
スマホで流した伴奏やお手本の曲を、電子ピアノのスピーカーから鳴らして一緒に弾きたい
確認日
2026-11-01
確かめた資料
確認の範囲
説明書を読んで確認しました。実機での確認はしていません。

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スマホの音をピアノから鳴らす道は3つです。①音声の入力端子にケーブルでつなぐ、②Bluetoothオーディオで飛ばす、③USBでつなぐ方法があります。どれが使えるかは機種で違い、3つとも無い機種もあります。後ろに「AUX OUT」「OUTPUT」と書かれた端子があっても、それは音を外へ出す端子で、スマホの音は入れられません。

スマホからピアノへ、有線の音声入力、Bluetooth、USBの3つの経路で音を送る図 スマホ ピアノ ① 音声ケーブル → AUX IN など ② Bluetooth(音声) ③ USBケーブル+変換アダプター どの道があるかは機種しだいです。 説明書の「接続」「仕様」のページで端子名を確かめます。
スマホの音をピアノのスピーカーで鳴らす経路。①は入力端子がある機種、②はBluetoothオーディオ対応機種、③はUSBで音声をやりとりできる機種に限られます。

機種ごとに使える道

スマホの音を入れる道(説明書の記載)
機種 有線で音を入れる端子Bluetoothでスマホの音を鳴らすUSB(パソコン・スマホ)
ヤマハ PSR-E383 説明書 AUX IN(ステレオミニ)p.15・p.30記載なしp.30USB TO HOST。MIDIと音声(44.1kHz・16bit・ステレオ)p.15・p.30
コルグ B2 説明書 AUDIO IN(ステレオミニ)。入った音は本体スピーカーとPHONESへ。USB-AUDIOからは出せない「準備」の項記載なし「仕様」の項USB(TYPE B)。MIDIとオーディオをやりとりできる「準備」の項
ヤマハ P-225 説明書 有線の音声入力端子の記載なし(後ろの AUX OUT は出力専用)p.6あり。スマホなどの音を本体スピーカーで鳴らすp.49USB TO HOST。MIDIと音声の両方をやりとりできる(USBオーディオインターフェース機能)p.46
ヤマハ P-145BT 説明書 有線の音声入力端子の記載なしp.8あり。スマホなどの音を本体スピーカーで鳴らすp.12USB TO HOST。MIDIと音声の両方をやりとりできるp.8
ローランド FP-30X 説明書 有線の音声入力端子の記載なしp.5あり(Bluetooth Audio)。スマホの曲を本体スピーカーで鳴らすp.6USB Computer 端子。演奏情報(MIDI)とオーディオ信号をやりとりできるp.5

ヤマハP-225の後ろにあるのはAUX OUT端子です。説明書では、外部スピーカーへ音を出す端子として書かれています。(ヤマハ『P-225/P-223 Reference Manual』英語版 p.6・p.44) 名前に「AUX」とあっても、OUTは出力、INが入力です。

① 入力端子(AUX IN・AUDIO IN)でつなぐ

入力端子がある機種なら、ケーブル1本でつなげます。読んだ中ではヤマハPSR-E383(AUX IN)とコルグB2(AUDIO IN)が該当します。どちらもステレオミニの端子です。

必要なもの:両端がステレオミニの音声ケーブル。スマホにイヤホン端子がない場合は、スマホ側の変換アダプターも要ります。

  1. ピアノとスマホの音量を下げる。
  2. ケーブルでスマホのイヤホン端子と、ピアノの入力端子をつなぐ。
  3. スマホで曲を流し、スマホ側の音量から少しずつ上げる。
  4. ピアノのスピーカーから曲が聞こえたら、鍵盤も弾いて音量のつり合いを整える。

コルグの説明書は、外部入力機器やパソコンの設定によっては大きな音が出るので、相手側の音量を調整する(コルグ『B2/B2SP/B2N 取扱説明書』 「準備」の項)と注意しています。ヤマハPSR-E383では、AUX IN と USB TO HOST から入る音の音量は、機能(Function)の一覧で別々に調整できる(ヤマハ『PSR-E383/YPT-380/PSR-EW320/YPT-W320 Owner’s Manual』英語版 p.26)。

うまくいくと、スマホの曲とピアノの音がいっしょに本体のスピーカーから出ます。コルグB2では、入った音はPHONES端子にも送られるため、ヘッドホンで両方を聞けます。(コルグ『B2/B2SP/B2N 取扱説明書』 「準備」の項)

② Bluetoothオーディオでつなぐ

ケーブルを使わない方法です。スマホの曲を本体スピーカーで鳴らす手順は、ヤマハP-145BT・P-225とローランドFP-30Xの説明書にあります。

  • ローランドFP-30X:[Function]ボタンを5秒以上押し続けてペアリングを始め、スマホのBluetooth画面で「FP-30X Audio」を選ぶ。成功すると[Function]ボタンが青く点灯する(ローランド『FP-30X 取扱説明書』 p.6)。
  • ヤマハP-225:[METRONOME]と[RHYTHM]ボタンを同時に3秒以上押してペアリングを始め、点滅している間にスマホの接続一覧から「P-225 AUDIO」を選ぶ(ヤマハ『P-225/P-223 Reference Manual』英語版 p.49)。
  • ヤマハP-145BT:[GRAND PIANO/FUNCTION]ボタンを3秒以上押してペアリングを始め、電源ランプが点滅している間(5分以内)にスマホの接続一覧から「P-145BT Audio」を選ぶ(ヤマハ『P-145BT/P-143BT Owner’s Manual』英語版 p.12)。

一度ペアリングしたスマホは、次からペアリングし直さなくてよいと、ヤマハP-225とローランドFP-30Xの説明書にあります。P-145BTの説明書は、次に電源を入れたときに最後につないだ機器へ自動でつながると書いています。ピアノのBluetoothがスマホの音を受ける向きの機能である点は、Bluetoothイヤホンは使える?でくわしく書きました。

③ USBでつなぐ

USBで音声をやりとりできる機種なら、USBケーブルでも鳴らせます。ヤマハP-225の説明書には、USBケーブル(Type A-Type B)に変換アダプターを足す図があります。(ヤマハ『P-225/P-223 Reference Manual』英語版 p.6・p.48) ケーブルの形はスマホの端子によって変わるので、変換アダプターはスマホ側の端子に合わせて選びます。

USBで音が出ないときは、USBでつないで音声を再生しても音が出ない・雑音が出るときは、パソコンやスマホの機種・OSによって通信できない場合がある(ヤマハ『P-145BT/P-143BT Owner’s Manual』英語版 p.15)。

鳴らないときの確認順

  1. 使おうとしている道が、その機種にあるか。上の表か、説明書の「仕様」の接続端子の欄で確かめます。
  2. 差した端子がINか。OUT・OUTPUTの端子には入りません。
  3. スマホ側の音量。入力端子やUSBでは、スマホ側の音量も効きます。
  4. Bluetoothなら、別のスマホがつながっていないか。ヤマハP-225では、同時につなげるBluetooth機器は1台(ペアリングの登録は8台まで)(ヤマハ『P-225/P-223 Reference Manual』英語版 p.49)。
  5. ヘッドホンが差さったままでないか。ヘッドホンをつなぐとスピーカーが止まる機種では、曲もスピーカーから聞こえません。

次にすること

お手元の機種の説明書で「仕様」の欄を開いてください。接続端子に入力(IN)があるか、Bluetoothに「オーディオ」があるかを見ます。3つの道がどれも無い機種では、この記事の方法では鳴らせません。そのときはメーカーの窓口で、ほかの方法があるかを聞くのが確実です。

説明書の入手先と、問い合わせ先

説明書を読んでも解決しないときの窓口